水色の過去とオレンジ色の未来

4話目 眠りの先は…

PM 酔っぱらってて分かりません⇒
うわー、なんだか目の前がグラグラ揺れてるよー
凄く眠いし
電気のスイッチはどこだったっけ?
よく分かんない。
パジャマ、パジャマ……ダメだ。
からだが熱い。
もう何も考えられない……
ベッド、ベッドは?あった。
リオ寝ます。
おやすみ。


AM 3:25⇒
「そういえば、涼祐いなかったよね」
「バイトでしょ」
「バイトばっかりで勉強してるのかな?」
「私に聞かないでよ、千尋ちゃんが言うには成績はいいんだって」
「へー、頭はいいんだ」
「でも、なんだか取り憑かれたように働くよね」
「ひとりでボーッとする時間が嫌なんでしょ」
「元カノ、思い出しちゃうからか……」
「うん」

芋焼酎をグビッっと呑む二人。

「杏、なんか暗いわ、やめよ涼祐の話は」
「由美ちゃん、リオちゃん可愛いよね〜」
「私も女子高生の頃があったんだけどね」
「どんどん遠い昔になっていくわよね」
「肌がすべすべしてるのよ」
「10代だからね」
「でもね、でもね杏、女は20代後半からなのよ」
「そうなの?」
「そうなの!」
「でも、あっという間に三十路だよ」

芋焼酎をグビッっと呑む二人。

「うーん。やめ、やめ、こんな話やめよ」
「また、微妙に暗い話になっちゃったね」
「私にはお酒があるのよ」
「いいぞ酒姫」
「あんた達、いつまで飲んでるの」
「千尋ちゃん、いつの間に」


AM 3:45⇒
柔らかい感触が左手に伝わってきた。
心地のいい香りがする。
左手の感触を確かめる。
一瞬、声が零れた。

誰?
カーテンの隙間からの月明かりが、彼女を照らした。
体を起こし彼女を見た。
生まれたままの姿でスヤスヤと眠っている。
君は誰なの?
彼女の寝顔を見ていると、何となく幸せな気持ちになった。
それとほぼ同時に意識が遠のいていった。

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管理人

平原nazca